トクラス リフォームクラブ

第3回 YRCリフォーム選手権 入賞作品発表

受賞作品ご紹介
  • 最優秀賞
    1
  • 優秀賞
    1
    2
  • 敢闘賞
    1
    2
    3
  • 特別賞
    1
    2
    3
  • 奨励賞
    1
    2
    3
    4
    5
    6

特別賞

広島県広島市板垣様邸 YRC加盟店/家づくり工房 木楽

リフォーム箇所/キッチン、リビング、ダイニング、玄関

《ヤマハリビングテック採用商品》
システムキッチンberry

リフォーム費用/690万円

リビングのソファで寛ぐご主人や、やんちゃなお孫さん、そして四季折々の庭の植栽を見渡すことができるキッチンは、奥様のお気に入りの場所。広く、明るくなった空間で、ご家族のコミュニケーションが育まれます

対面型のキッチンで、住まいも暮らしも大きく変化。10年、20年先まで見据えた、自然素材の味わい深い家

会話が弾み、家事もはかどるゆったりサイズのLDK
居心地のよい空間が、夫婦をもっと近づけます

板垣さんご夫妻は、ご近所でも評判の仲良し夫婦。広島市の住宅街に建つ築30年のお住まいに、現在はお二人で暮らしていらっしゃいます。リフォームは、もうすぐ定年を迎えるご主人が「これからの人生を、安心して楽しく暮らせる家にしたい」と思われたのがきっかけ。納得のリフォームを実現するため数社を検討し、最終的に地元の工務店である家づくり工房 木楽をパートナーに選びました。
リフォームのいちばんのご要望は、「明るいキッチンと広々としたリビングがほしい」というもの。それを受けて、担当の川井さんはダイニング・キッチンとリビングを仕切っていた壁を取り払い、2つの空間を一体化。さらに、ダイニング・キッチンと廊下を仕切っていた壁も大胆に取り払い、廊下だったスペースを室内に取り込むことで、これまでよりも何倍もの広さを感じる開放的なリビング・ダイニング・キッチンを生み出しました。増築することなく、限られた住空間に広がりを創造する、木楽からの提案です。
対面型のシステムキッチンは、奥様たってのご希望でした。カウンターの前に立つと、美しくお手入れされた奥様自慢のお庭が目の前に広がり、リビングで寛いでいるご主人との会話も弾むといいます。食事をとるのは、大きなカウンターで。お手入れが簡単なのでとても重宝しているそうです。
「これまではキッチンとリビングが別々の部屋にあったので、ひとりで調理して食事をリビングに運び、後片付けの際もひとりでした。いまは、できたての料理をすぐに出せますし、主人や孫と話したりテレビを見ながら作業できるので嬉しいですね。気付けば終わっているという感じです」と奥様はにっこり。食器洗い乾燥機やIHクッキングヒーターの使い心地にも大満足で、料理をするのが一層楽しくなったといいます。
キッチンに採用したのは、川井さんからのおすすめだったヤマハの「berry」です。カウンターの色に合わせてシンクは白をチョイス。吊り戸棚は設けず、大容量の収納棚を設置しました。広く、明るく、すっきりとした空間に、2人のお孫さんは大喜び。ご友人からも好評で、お茶を飲みながらおしゃべりしていると思わず時間を忘れてしまうそうです。

キッチンの大きなカウンターは、ご夫妻のダイニングテーブル。お友だちが遊びに来た際も、お茶を飲みながらここでおしゃべりするのだそう。わが家が喫茶店に早変わり

自然素材に包まれて、家の中ではいつも裸足
健康的で味わい深い空間に仕上がりました

自然素材を用いた家づくりを得意とする木楽は、板垣邸にも無垢の木材をふんだんに使用しています。当初はピンとこなかったというご夫妻ですが、「10年後、20年後にはもっと魅力が増して、すてきな家になりますよ」という川井さんの言葉を受けて、木楽にすべてを任せたといいます。定期的に剥がして貼り替える必要のあるビニールクロスは一切排除。同じく、傷ついたら貼り替えなければならないカラーフロアも使いませんでした。壁に用いたのは珪藻土で、床のフローリングは無垢のパイン材。時間が経てば経つほど、味わい深く変化していきます。「金額的には多少高くなりましたが、お任せして良かったと思っています。自然素材のおかげで、室内の空気が澄んでいるような気がしますね。床の肌触りが気持ちよくて、家の中ではいつも裸足ですよ。将来的なことまで視野に入れて提案してくださった川井さんに感謝しています」。
天井には、補強も兼ねて杉の丸太を嵌め込みました。風合いのある木目が、空間のアクセントになっています。リビングや玄関のニッチにも同じ丸太から割った杉の木が使用されていて、飾り棚として活躍中。格子が嵌め込まれた、和の趣が漂う玄関ドアやリビング・ダイニングの引き戸が、木の空間と見事に調和しています。家具の制作・販売も行っている木楽だからこそ、住まいのコーディネートはお手のもの。照明やインテリア、カーテンのセレクトも、同社が担当しました。
「美しく、健康的な室内環境で、いつまでも元気に暮らしてほしい」。そんな木楽の願いが、板垣邸のリフォームに込められています。


リビングの床はパインの無垢材を使用。壁は珪藻土で、ニッチには杉の板を嵌め込み。細部まで自然素材で彩られています

Before

天井に嵌め込まれた杉の丸太は、空間を引き締めるアクセント



暗くて狭かった玄関は、引き戸に変えてすっきりと。格子の間から、外の光が射し込みます。採光を確保するためのアイデア



お世帯主様からひとこと

明るく、広くなったキッチンがお気に入りです。リビングとひと続きなので、家事をする時間が楽しくなりました。お手入れが簡単で使い勝手もよく、おしゃべりしながら作業しているとあっという間なんですよね。キッチンをはじめ、内装材やインテリアまで、木楽さんからはさまざまな提案をしていただきました。本当に、お任せしてよかったです。

板垣さんご夫妻(前列)と家づくり工房木楽の代表
大迫隆司さん(後列・左)コーディネーター・川井和枝さん(後列・右)