トクラス リフォームクラブ

第3回 YRCリフォーム選手権 入賞作品発表

受賞作品ご紹介
  • 最優秀賞
    1
  • 優秀賞
    1
    2
  • 敢闘賞
    1
    2
    3
  • 特別賞
    1
    2
    3
  • 奨励賞
    1
    2
    3
    4
    5
    6

敢闘賞

広島県呉市花田様邸 YRC加盟店/三四五屋

リフォーム箇所/キッチン、リビング、ダイニング、寝室

《ヤマハリビングテック採用商品》
システムキッチンberry
システムバスBeaut

リフォーム費用/1.200万円

東側の窓のそばに設置したキッチンからは、瀬戸内の静かな海を一望。朝食時には、さんさんと朝陽が射し込んで気持ちいい。対面式だから、調理しながらでもカウンターで宿題をするお子様と会話を楽しめる

カウンター越しに、家族の会話が弾む、弾む。瀬戸内海を見晴らすキッチン、絶景のお風呂、毎日がリゾート

キッチンのポイントカラーがアクセント
ドラマチックな眺望を生かすのは、白ベースのシンプルな空間

東西が海に面した眺望抜群の築35年のマンションをリフォームされた花田さん。今回リフォームした住戸は、もともと花田さんがお住まいだった家のお隣。当初、もとの家のリフォームを計画しており、今では使っていない隣家のオーナーに工事の間だけ荷物を置かせてほしいと頼んだところから話が進み、隣家を購入する展開になったというから驚きです。つまり、居住スペースが倍になったということ。そこで、そもそも計画していたリフォームは白紙に戻し、新しくわが家に加わった住空間のイメージチェンジを試みました。
テーマは「生活感のない家」。東側は瀬戸内の穏やかな海や島々を望み、西側の窓から目前に見晴らすのは大きな吊り橋。陽が昇る明け方も、空と海が茜色に染まる夕方も、映画のワンシーンを見ているかのようなドラマチックな景色が広がります。このロケーションを最大限に活かすため、依頼を受けた三四五屋の濱本さんは白ベースのシンプルな空間をプランニング。キッチンは、濱本さんからの提案で東側の窓のすぐ前に設置しました。花田家の一日は、窓から射し込む朝陽に照らされてカウンターでとる朝食とともにはじまります。「選んでいるうちに一番大きなものになった」というマーブルファミリーシンクは、白の空間に映えるポップなイエローをチョイス。ショールームに何度も足を運び、家族みんなで相談して選んだお気に入りのカラーです。最後まで「どちらにしようか」と迷ったマンゴーオレンジ色は、カウンターのスツールに採用。白を基調に明るい薄い色でまとめた部屋のアクセントとなりました。
キッチンの対面型スタイルは奥様たってのご希望。「以前は壁型のキッチンだったので、調理中に子どもと会話する時は後ろ向きでした。でも、今は顔を見ておしゃべりができます。そのおかげか、子どもたちはカウンターで宿題や読書をするのが日課になりました」とうれしそうに話します。壁に向かってひとりで作業していると、たまに「家事をさせられている」と暗い気分になったそうですが、広くきれいに生まれ変わったキッチンで、ご主人も参加してくれるようになった現在は、料理も洗い物も楽しみのひとつ。丸見えのオープンキッチンでお手入れがラクになったこともあり、カウンターの上はいつもすっきりと片付けておく癖が付いたそう。ご家族4人の生き生きとした暮らしぶりが、キッチンから伝わってきます。

窓からの借景を生かすため、LDKはフローリングを含めて全体的に白ベースのやわらかい色をセレクト。光が壁や床に反射して、部屋をより明るく見せている。心地よいフローリングの床は、ペットのコーギー犬もお気に入り

月光だけで外の景色を楽しむひととき
システムバスでの入浴は最高のリラックスタイム

三四五屋の濱本さんがご夫妻に強くおすすめしたのは、ヤマハのショールームでのシステムバス体験入浴。最初はとまどわれた奥様でしたが、実際に体感して、その気持ちよさにノックアウトされたといいます。「まず、バスルームに流れていた音楽にしびれました。アクアライトやミストなども初めての体験で、こういうお風呂ならわが家のシチュエーションにぴったり!と思ったんです」。わが家のシチュエーションとは、海を見晴らす絶好の場所に浴室があるということ。半身浴だけでなく全身浴の際も、海を眺められる高さにピクチャーウィンドウが配置されています。奥様が魅了されたサウンドシャワーを流しつつ、洗面室からのダウンライトと月の光だけで外の景色を楽しむひとときは、この上ないリラックスタイム。癒しの空間だけに、カラーリングは落ち着きのあるグレーをセレクトしました。音楽を楽しめるので、これまでなかなか自分からお風呂に入ろうとしなかったふたりのお嬢様も、今では進んで入るようになったといいます。 東側の海に面したLDと西側の海に面した寝室の間には、ごろっと寛げる和室を残しました。襖は遊び心のあるピンク色。以前からのものをそのまま利用した柱や建具は、ご主人自ら黒く塗装したこだわりの一室です。
「両サイドを海に囲まれて、まるで船に乗っているような気分になるんですよ」と奥様。贅沢に空間を構成したリフォームに大満足のご様子です。家族の思いが詰まった住まいは、すでに愛着もたっぷり。ご夫妻とお嬢様たちののびのびとした暮らしを、瀬戸内の海がやさしく見守ります。

浴室は、窓の高さを低めに設置し、ビューバスに。バスタブで寛ぎながら瀬戸内海の景色を堪能できる。システムバスはご夫妻がショールームの体験入浴で魅了されたヤマハの「Beaut」をチョイスした

Before

リビング・ダイニングからの光がやさしく伝わる和室は、ゲストをもてなす応接間としても活躍。柱や建具はご主人が塗装。襖のピンクとあいまって、遊び心のある空間になっている

瀬戸内海に掛かる吊り橋を窓の外に見晴らす西側寝室。夕陽が沈む時刻は息を飲む光景が広がる。バルコニーの手すりは、景色を遮らないようクリアーなタイプを使用した


お世帯主様からひとこと

せっかくお隣の住戸を譲っていただいたので、景色を思う存分楽しめる空間にしたいというのがリフォームのテーマでした。キッチンもバスルームも、色や位置にはさんざん悩みましたが、濱本さんのアドバイスのおかげで思い通りのリフォームを実現できました。担当してくれた大工さんや左官屋さんが、一服する際に外の景色を眺めては「こんなに気持ちいい仕事ないよ」と言ってくれたのがうれしかったですね。

花田さん奥様と2人のお嬢様、三四五屋の濱本護さん(右)