トクラス リフォームクラブ

第3回 YRCリフォーム選手権 入賞作品発表

受賞作品ご紹介
  • 最優秀賞
    1
  • 優秀賞
    1
    2
  • 敢闘賞
    1
    2
    3
  • 特別賞
    1
    2
    3
  • 奨励賞
    1
    2
    3
    4
    5
    6

敢闘賞

東京都K様邸 YRC加盟店/リフォームスタジオ・ジエン

リフォーム箇所/キッチン、リビング、
ダイニング、和室、玄関ほか

《ヤマハリビングテック採用商品》
システムキッチンberry
システムストッカー

リフォーム費用/1,500万円

ひとつながりとなったダイニングとキッチンは、ナチュラルな雰囲気が心地よい。遮るものがないので、家族だけでなくホームパーティの時も会話や作業がスムーズ。ダイニングに設置した収納下のスペースにデザートをスタンバイすることも

ヨーロピアンリゾートをイメージした癒しのLDK。わが家だけのお料理スタジオを実現したマンションリフォーム

楽しく自然に家族をつなげる、シンプルで爽やかなオープンキッチン
シンクのキュートなグリーンがリフォームのテーマカラーに

Kさんご一家は、ご夫婦とお嬢さまふたりの4人家族。お住まいのマンションは、当時築11年程でしたが、お嬢さまたちが同じお部屋を使われていたこともあって、間取りを変更し、明るく広々としたリビングのある住まいへとリフォームされました。
プランニングを担当したリフォームスタジオ・ジエンには、ご主人のお仕事を通じて出会われ、プランやアイデアの豊富さが決め手となってお願いしました。同社は、女性スタッフ3人の小さな会社ながら、女性ならではの暮らしに則した提案や発想力が魅力です。
リフォーム前のKさん邸は、主寝室、洋室、和室に独立型キッチンのある3LDK。「リビングを広げ、子ども部屋を増やしたい」とのご要望に、リフォームスタジオ・ジエンの小西さんと小松原さんは、洋室と和室をつなげて子ども部屋をふたつ作り、残りの空間をリビングの一部に取り入れるプランを提案。リビングのコーナーにはパソコンスペースも設けました。
もともとリビング・ダイニングから独立していたキッチンには、ヤマハのシステムキッチン「berry」を導入。コの字型にレイアウトし、リビング・ダイニングと一体化するオープンキッチンにしました。これには「家族の中で男ひとりだった主人が、違和感なく私や娘たちに溶け込めると、とても喜んでいるんですよ」と奥様。
当初、キッチンをリフォームする予定はなかったそうですが、リフォームスタジオ・ジエンの小西さんが、「リビングを広くするにはそれに絡む工事が必要ですので、この機会にキッチンとダイニングも一緒にやられた方がいいですよ」と統一感も考えてご提案しました。 また、ご家族で訪れた住宅展示会でIHクッキングヒーターを紹介しており、お嬢さまが「これなら怖くない」とおっしゃったことも大きな理由のひとつです。奥さま曰く、「IHは本当に入れてよかったです。部屋が汚れないし、熱くならないので夏場も快適だし、何よりお掃除の手軽さが全然違います」。以前は、お嬢さまがキッチンに立つと「あぶないから」と注意されていたそうですが、今では一緒にIHクッキングヒーターのお料理教室に通い、親子でパンやケーキづくりを楽しまれるとのこと。広くなった作業台で手打ちパスタにチャレンジするなど、お料理のレパートリーも豊富になりました。
併せて導入した浄水器とサイクロンフードも重宝されており、「うちでは水は買わないので浄水器はなくてはならないものです。サイクロンフードは、IHクッキングヒーターと連動して自動で動くので便利だし、お手入れも簡単だから揚げ物をよく作るようになりました」とのことです。
また、多数決で決めた「berry」の人造大理石のマーブルシンクのカラー、ライムグリーンとボディカラーのフロストホワイトは、空間デザイン全体のコンセプト「南欧リゾート」のテーマカラーに。好きな色の組み合わせが自在なのも、ヤマハのキッチンの特徴です。

リビング・ダイニングを見渡せるオープンキッチンは、家族のコミュニケーションが途絶えず、以前はキッチンに入ることを躊躇していたご主人も、自然と会話に参加できるように。また、「最初は作業の手元を隠すことも考えましたが、オープンにして正解でした」と奥様

細かなリクエストに対応できるシステムキッチンで
コンパクトな中に使いやすさたっぷりの賢い空間づかい

「ヤマハのシステムキッチンをおすすめしたのは、特注にしなくても十分に融通が利くからです」と提案の理由を語る小西さん。限りあるスペースを有効に使うため、パイプスペースの中でもパイプを避けながら、使える空間があれば小ぶりの収納を設けたり、取り出しやすさを優先し、コーナー部分ではあえてストッカーの扉を設けなかったりという工夫をしています。そんなアイデアに加え、調理動線や出し入れのしやすさに配慮したシステムストッカーに「収容量はもちろん、ものを取るのにあまりしゃがまなくてもいいし、とても使いやすいです」と奥様も大満足。オープンにしたコーナースペースには、奥の方に漬物瓶、手前にゴミ箱を置いて賢く活用されています。
また、ダイニングにある収納の面材は、キッチンと同じものを使って統一感を演出。食器など重いものを入れるキッチン用の収納はレールが丈夫なので、ダイニングにはしっかりしたものを置き、リビングの収納にはコストを抑えたものを採用しました。全体の空間にまとまりを持たせながら、アイデアを使ってコストを抑えたステキな提案です。
一方、今回のリフォームの最大のポイントは子ども部屋。何度も打ち合わせを重ねた結果、ふたつに分けた空間にそれぞれベッド、クロゼット、デスクを造り付けたパズルのような設計とし、ここでも空間を有効活用しています。リビングに面した妹さんのお部屋には窓がないため、新たに窓を設けてリビングから差し込む光をお部屋の中まで届けています。
また、大きな鏡の扉をつけたシューズクロゼットや、収納を設けた玄関から廊下にかけての空間も広く明るく生まれ変わり、まるでホテルのようなイメージに。お帰りの遅いご主人は廊下でスーツを着替え、家族を起こすことなくバスルームや主寝室へという動線ができあがっています。その他、リフォームスタジオ・ジエンのスタッフを交え、皆さんで家具やカーテンを選んだり、トイレの壁紙をお嬢さまが選ばれるなど、アドバイスを受けながらご家族が力を合わせて、また楽しみながら完成させた納得のリフォームとなりました。


空間を広げ、IHクッキングヒーターを導入したオープンキッチン「berry」。マーブルシンクの鮮やかな「ライムグリーン」が心を元気にしてくれる。収納や作業スペースが拡大された他、目の高さにはパイプスペースを活用した棚があり、小物の片付けに便利

Before

「南欧リゾート」がテーマのLDK。空間全体で白をベースにしながら、素材感のある家具や一部の壁紙、カーテンなどにキッチンとおそろいのグリーンが効果的に配されている。可動式のスポット照明は、リフォームスタジオ・ジエンの事務所にあったものを奥様が気に入られて採用



もと洋室だった場所に設けられた妹さんの部屋は、リビング側に配した窓の白い木枠が印象的なうえ、室内とリビングでお互いに顔が見えるのが安心。来客時にはロールスクリーンで視線を遮ることもできる



お世帯主様からひとこと



リフォームスタジオ・ジエンさんはアイデアがユニークで提案の数も多かったので、たくさんの選択肢から選ぶことができました。たとえば、金魚鉢を置きたいといえば「近くにコンセントをつくりましょうか」と言ってくれたり、中に何を入れるのか、収納の使い方までアドバイスしてくれました。娘たちはキッチンもお気に入りで、せっかくお部屋ができたのにカウンターで勉強したり、主人がカウンターで食事をとると言ったり、みんながキッチンのまわりで過ごすことが多くなりました。