トクラス リフォームクラブ

第3回 YRCリフォーム選手権 入賞作品発表

受賞作品ご紹介
  • 最優秀賞
    1
  • 優秀賞
    1
    2
  • 敢闘賞
    1
    2
    3
  • 特別賞
    1
    2
    3
  • 奨励賞
    1
    2
    3
    4
    5
    6

優秀賞

東京都目黒区ケンテックショールーム YRC加盟店/リフォームのケンテック

リフォーム箇所/キッチン、リビング、ダイニング、寝室

《ヤマハリビングテック採用商品》
システムキッチンberry

リフォーム費用/420万円

シンクやカウンターをホワイトで統一したヤマハのシステムキッチン「berry」を囲うように、ウォールナット材の突き板を組み合わせた。インテリアのひとつとして、空間に調和している

無垢材を組み合わせたキッチンは、まるでインテリア。独自のアレンジが光る自然素材の空間

限られた空間が劇的に変貌!
自然素材をふんだんに用いて、味わいのあるLDKに

目黒区の閑静な住宅街に建つ、築25年の3階建て。1、2階はリフォームのケンテックの事務所ですが、今回、3階部分の水まわりを中心にリフォームを施し、「自然素材の家」をコンセプトとしたショールームを実現しました。
もともとの間取りは、キッチンやサニタリーがそれぞれ小さな空間に区切られていて、窮屈な印象があったといいます。そこで、家事動線を考えて、バスルームと洗面所は、使われていなかったキッチンの隣の部屋へ移動。サニタリーとの境にあった壁を取り払うことで、広々としたキッチンスペースを確保しました。
さらに、キッチンとリビング・ダイニングとの間にあった仕切りもなくし、ひと繋がりの開放感あふれるLDKを実現。間取りを見つめ直し、動線にこだわった設計の工夫によって限られた空間が劇的に変化しています。
劇的に変化したのは空間構成だけではありません。漆喰や無垢の木材など、自然素材をふんだんに用いたLDKは、思わず深呼吸したくなる気持ちよさ。モダンな落ち着いたトーンのデザインでありながら、ナチュラルでやわらかい雰囲気もあわせ持っています。ダイニングテーブルは、使えば使うほど味わいの出るウォールナットを採用。同じ無垢材をキッチンのワークトップと一体化した突き板のカウンターにも使い、空間全体に繋がりと統一感を持たせました。
カウンター下は、造作の“見せる”収納スペースに。お気に入りの陶器や雑誌などを並べればインテリア性もさらにアップします。
キッチンの床は、水がこぼれても掃除しやすいようタイルに。壁側には、同じく造作の木製の板を渡したカウンターが設置してあります。これは、いわばミセスのための家事コーナー。料理の際にお皿を並べて作業台として使うもよし、レシピ本や雑誌、パソコンを置いて書斎代わりに使うもよし、さまざまな用途で利用できる奥様のための自由なスペースです。傾斜天井を活かしてトップライトが設けられているので、昼は照明を点けなくても採光は十分。夜は、カウンターに取り付けられたライトがあたたかく手元を照らします。

ひと続きのダイニング・キッチンは開放感豊か。ダイニングテーブルは、キッチンまわりの収納やキッチン裏のカウンターと同じく、ウォールナットの無垢材を用いた

人気のキッチンを生かしながら、オリジナルの個性を
アレンジ次第で、住まいの可能性は広がります

さらに、この住まいには大きな工夫がひとつ隠されています。一見すると対面型のオープンキッチンですが、実は通常壁付けで設置されるスタンダードなI型のシステムキッチンを使用しています。ウォールナット材でキッチンまわりを囲い、カウンターや収納スペースと組み合わせることで、オリジナルで対面型オープンキッチンのしつらえが生み出されました。
「デザインにこだわりのあるお客様ほど、ヤマハのシステムキッチンを選ばれます」と話すのは、プランニングを担当したリフォームのケンテック社長の山本さん。「私たちはそこから一歩進み、人気のキッチンを活かしながらリフォームのケンテックならではの個性を出せればとひと工夫を施しました。既存のものを用いても、アレンジ次第で可能性は広がります。キッチンに醸し出すことがむずかしいと考えられている自然素材の雰囲気あふれる空間だって、諦めることはないのです」
システムキッチンならではの使い勝手の良さを活かした上で、人造大理石のワークトップと無垢材のカウンターの質感が調和し、ひとつのインテリアとして美しく部屋に馴染んでいるキッチン。機能性にもこだわりつつ、住まいに確固たる美意識を持つ人にとってはたまらない、リフォームのケンテックからの提案です。


トップライトから明るい光が射し込む、モダンで明るいキッチンスペース。
壁に沿って設けられたカウンターは、奥様のための家事スペース

Before

キッチン下の収納はしつらえの場。シンプルな空間に、遊び心のアクセントを加える


社長からひとこと



マーブルシンクがおしゃれでかわいらしいヤマハのシステムキッチンはお客様からのご要望が多く、とくに「berry」シリーズはミセスの間で高い人気を誇っています。今回のリフォームでは、そんなヤマハのキッチンを活かしつつ、自然素材と組み合わせるというリフォームのケンテック独自のスタイルに挑戦してみました。オープンキッチンではない普通のものを使ってここまでできるということが伝わればうれしいですね。