トクラス リフォームクラブ

第2回 YRCリフォーム選手権 入賞作品発表

受信作品ご紹介
  • 最優秀賞
    1
  • 優秀賞
    1
    2
  • 敢闘賞
    1
    2
    3
  • 特別賞
    1

最優秀賞

神奈川県川崎市K様邸 YRC加盟店/エムケイサービス(株)住たいる工房浜田山

リフォーム箇所/キッチン、リビング、ダイニング、和室、玄関、寝室ほか

《ヤマハリビングテック採用商品》
システムキッチンberry
システムストッカー

リフォーム費用/1,200万円

システムキッチン「berry」を採用したLDK。陽当りの良い空間に明るいトーンの配色が爽やか

奥様の清楚なイメージを映して造られたゆっくりと時が流れる優雅な住まい

デザインの創意工夫で、白いシステムキッチンが
まるでオリジナルキッチンのようなイメージに

K邸は、中古マンションを好みやライフスタイルに合わせてリフォームされたお宅。愛する奥様が、「将来にわたり心地よく幸せに暮せるように」と願われたご主人からの大きなプレゼントです。奥様ご本人からのご要望としては、「以前住んでいた自宅と同じく、すっきりとシンプルな感じにしたい」というもの。
今回、プランニングを担当したのは、過去にKさんの息子さん宅をリフォームした住たいる工房 浜田山。息子さん宅では、モダンな住空間を完成させましたが、奥様は少し違った空間を好まれるのでは…と感じ、細かなヒアリングを行うことにしました。
奥様の趣味や、好きな色など、さまざまな角度からお話をうかがったアドバイザーの吉田さんとプランナーの渡辺さんは、奥様から受ける優しく、清楚な雰囲気をもとにプランニング。「お好きな色は淡い色。シンプルでありながら温かみのある、居心地の良い空間を好まれているようでした。打ち合わせにはご子息にも参加していただき、要所となるところで、アドバイスをいただきました。いろいろと検討した結果、“桜”をテーマに、幸せな時間がゆったりと流れているような空間を目指しました」と、吉田さんがコンセプトを語ってくれました。
また、リビングを広げましたが、「和室が欲しい」というご要望があったため、今回のリフォームでは既存の和室を少し狭めてリビングに取り込んだだけで、大幅な間取り変更はしませんでした。
ヤマハの対面式システムキッチンは、コスト、デザイン、機能の面から検討し、数ある選択肢の中から選ばれたもの。カラーは奥様のイメージに合わせ、やわらかい白系で統一し、マーブルシンクもホワイトでコーディネート。シンク台の高さも奥様の身長に合わせて使いやすい高さにしました。
安全性が高く、操作も簡単なIHクッキングヒーターには、「とっても便利ですね。すぐに使い慣れました」と奥様。また、シンク前にカウンターを設置し、キッチンを壁で囲み、前面にニッチをつけることでオリジナルキッチンのような雰囲気になりました。
さらに、天井に走るマンション特有の味気ない梁に対し、飾り天井にして間接照明を工夫したり、ダクトスペースを白いタイルでアレンジするなどして質感を演出。元々が機能やコスト面を優先したマンションの空間づくりを、細かいデザインの工夫で無機質なイメージを払拭しています。そうした工夫の甲斐あって、キッチンからダイニングにかけての空間が奥様のいちばんのお気に入りとなりました。

奥様が特にお気に入りの空間。白いキッチン空間に効果的に緑をあしらい、間接照明との組み合わせで居心地のよい雰囲気に。ダクトスペースを囲うタイル貼りの柱がナチュラルな風合いを演出

「必要」と「不要」を見極め
短時間でクオリティの高い空間を実現

空間全体に関わるリフォームでは、多くの場合、張り替えてしまうフローリングですが、既存のものと同じ製品を使うことにしました。心掛けたのは、「意味のある変更」。たとえば、ヤマハのシステムストッカーを収めるために、天井を上げたり、住まいの顔となる玄関のデザインにコストを投入するのはOKですが、築1年のまだ新しいフローリングをわざわざ貼り替える必要はない、というわけです。同じフローリングを探すのは大変でしたが、今回はその分の予算を別のところに回しました。
全体の雰囲気を左右する壁紙は布のクロスに張り替え、カーテン、家具、ダイニングのペンダントライトもトータルコーディネート。また、リビングのテレビカウンターも住たいる工房がオリジナルで作ったものです。また、同社ではエクステリアも手掛けているため、バルコニーにウッドフェンスを設け、タイルを敷きました。
今回のリフォームは、奥様のお誕生日に間に合わせようと、短い工期での施工となりましたが、ご家族の思いに応えるようベストを尽くしました。結果的に、奥様もご家族も大満足の素敵な住まいとなりました。


奥様のイメージに合わせてつくられた空間は、家具類も含めてトータルにコーディネート。
ナチュラルなトーンの空間なので、白いソファをポイントにした

Before

奥様は陶器などのコレクションが趣味ということで、和室には飾り棚を設置。リビングへとつながる引き戸は桜の木で造作

玄関を入った瞬間から広がるやさしく心地よい世界。クロスの壁に縦に木のスリットをアレンジすることで、より落ち着いた雰囲気に


お世帯主様からひとこと



全体的に気に入っています。すべておまかせしていたのに、好みの色合いでまとめていただき、ゆったりと落ち着いた気分になれます。引っ越して来てまだ1年ほどですが、主人や息子たち、住たいる工房のみなさんのおかげでとても快適に過ごせています。