35年前ここ瀬戸にやって来た大阪出身のSさんは、平成5年に新築でマンションを購入しました。マンションに来る前は和室ばかりの賃貸アパートに住んでいたこともあり、部屋数の多い間取りやフローリングの床が新鮮で、住んだ当初はとても気に入っていました。しかし、あまり日の当たらない暗い部屋や収納の少なさなど、実際に生活してみると不満を感じるようになってきました。
今回のリフォームは、気持ちを新たにしたかったことがきっかけ。3年前にご主人を亡くし、落ち込んでいたSさん。ダークな床の色や部屋全体の暗さが、寂しい気持ちをより募らせているようでした。そんなイメージを払拭するため、リフォームを決意。時を同じくして、上の階の水漏れやにおいなどが気になるようになったところ、雅リフォームさんと出会いました。最初は水漏れの相談だけでしたが、小さなことにも素早く対応してくれたので、徐々にあれもこれもと相談することに。「最初は壊れているところだけ直せば良いと思っていたんですが、同じ修理をするのなら、部屋の明るさや収納のことなどもなんとかしたくて…。思いついたことを次々言ってしまいました。本当にすぐにお返事をくださるんです。わかりやすく図面にしてCGにもしてくれて、素人にはとてもイメージしやすかったです。」

Sさんの大きな悩みは、片付かないこと。収納が少なく、物が表に出ている状態で雑然としたLDKでした。壁一面の収納、引き出しタイプのキッチン、背面のカップボードや大型収納庫、家電やゴミ箱が納まるカウンターで、それぞれの物が使いやすい位置に納まるよう収納場所を確保することで、これまでの悩みを解決しました。
以前は花柄のクロスや腰壁パネルなど、エレガントなインテリアの部屋でしたが、壁に囲まれたキッチンや部屋の仕切りが多かったこともあって光が充分に届きませんでした。新しいLDKは間仕切りを極力取り払い、可変性のあるオープンな部屋に。フラットな対面スタイルのキッチンは、ラインが美しい、ベリーのスクエアタイプ-UのカウンターとGシンクを選択しました。以前のキッチンはカウンターとシンクの継ぎ目に汚れやぬめりがたまってお掃除が大変でしたが、カウンターとシンクの間に隙間がないヤマハのキッチンでお手入れの手間がぐっと減りました。「見た目もとっても素敵。雅リフォームさんのおすすめで、ヤマハにしてよかったです。正直、予算を超えてしまったんですけど（笑）。」
オープンなキッチンで、一番のリクエストの“明るさ”も手に入れました。日の光が入ることはもちろんですが、淡い色のフローリングや、ホワイトのカウンターで、見違えるほど明るいLDKが実現。ホームシアターが楽しめるリビングには、お嬢さんが選んだハイセンスな照明を設置し、夜も明るい雰囲気に。シンプルながら、壁面のクロスを貼り分けるなど、家族のこだわりも随所に盛り込みました。
お仕事が忙しくお休みも少ないSさんにとって、家族と過ごす時間はとても大切なもの。明るいキッチンになってからは、自然と家族が集まり、会話も弾むようになりました。「キッチンでばたばたしていると息子が手伝ってくれるんですよ。娘も、もう嫁に出さないといけないのに『居心地が良い』なんて（笑）。」リフォームで、暮らしも気分も一新したSさんご一家。快適にくつろげる明るい空間に、仲の良い家族の笑い声が響きます。


日の光の届く明るいキッチンは、ホワイトのカウンターと、カフェベージュのシンクのコントラストがエレガント。やさしく品の良い、女性らしいインテリアに仕上がった。