トクラス リフォームクラブ

第4回 YRCリフォーム選手権 入賞作品発表

受賞作品ご紹介
  • 最優秀賞
    1
  • 優秀賞
    1
    2
  • 敢闘賞
    1
    2
    3
  • 特別賞
    1
    2
    3
  • 審査員特別賞
    1
    2
    3

敢闘賞

福島県石川郡高木様邸 YRC加盟店/(株)オノヤリフォーム倶楽部須賀川店

リフォーム箇所/
キッチン、ダイニング、リビング、玄関

《ヤマハリビングテック採用商品》
システムキッチンberry

リフォーム費用/約965万円

玄関付近は古民家の趣をたっぷり残し、伝統と新しさが見事に溶け込み、由緒ある大黒柱が家の中心にどっしりと構えた明るい新和風のLDK。

故きを温ねて新しきを知る。家族を見つめ未来へ繋がる、百年の歴史

寒くて暗い、歴史ある家
古民家と新和風の融合で甦る

築100年を超える古民家が、今回のリフォームの舞台。明治時代に曾祖父様が建てた家に高木さんは生まれ育ち、暮らしています。古民家ならではの伝統は、なんと言っても大黒柱。「母親の朝一番の仕事は、大黒柱を磨くことでした。だからいつもピカピカで。家の中でも一番目立つ位置にありますし、家族みんなが大事にしている存在です。」
昔ながらの古い家ですから、歴史の重みと同じくらい悩みもたくさん。“寒い”“暗い”と言葉で書くと短いですが、福島の厳しい冬には特に堪えるものでした。悩みが顕著なのは台所。寒さと暗さに加えて、漆喰の壁でガスまわりが真っ黒になるなど、お手入れの面でも悩みは尽きませんでした。
これまでも細かな家の補修を大工さんに直してもらったことは何度かありました。今回も本格的にリフォームをするつもりではなく、ちょっと話を聞いてみようという軽い気持ちでオノヤさんを訪れました。話をするうち、あっちもこっちもと広がっていき1階の大部分をリフォームをすることに。“作り込む”ことは高木さんにとって初めてだったため、何度も計画変更を重ねましたが、そのたびにオノヤさんと信頼関係を築いていけたようです。「壁の色を選ぶとき、色見本を“いっせーの”で選んだら同時に同じ色を指したんです(笑)。いつの間にか趣味も合っていましたね。」
そんな高木さんとオノヤさんが二人三脚で完成させたのは、“古民家と新和風スタイルが融合した家”。昔ながらの広い玄関とすぐ傍の部屋は、古民家の趣き。雰囲気の良い既存の梁や柱をそのまま活かし、高い天井は薪ストーブで寒さ対策。古き良きあたたかみのある空間が出来上がりました。

歴史の深さを物語る、風格ある玄関でお出迎え。

表舞台で光を浴びるキッチン
どこよりも落ち着く、家族みんなが帰る場所

キッチンは南側の和室を取り払い、ゆったりとしたLDKに。天井には珪藻土を塗り、床は桧のフローリングで新和風スタイルです。採光用の窓を取り付け、かつては暗かった台所が光を浴びるキッチンに生まれ変わりました。キッチンが変わって大喜びなのは奥様。「すごく快適なんですよ!お料理作ろうって思いますもの!(笑)」家族から遠く、寒かった以前の台所では、“いかに早く台所から離れるか”を考えてばかりいましたが、今は家族と会話をしながら家事をすることができます。「高校生の娘も積極的に手伝ってくれるようになりました(笑)。」家族の集まる中心がキッチンになり、コミュニケーションが増えたようです。お料理がしたくなる理由は、それだけではありません。ヤマハのキッチンを入れることは最初から決めていたという奥様。「人造大理石のキッチンは、お手入れがしやすいし、汚れが目立たないし、そもそも付きにくいですね。扉の開け閉めの感覚も好きです。」と、使ってみてさらにその良さを実感したそう。
長年住み慣れた家ですが、「全然違います!」と高木さん。間取りの大きな変化はありませんが、ゆったりとした空間と明るい室内で、気分が変わったよう。「家が一番落ち着く空間になりました。うちにいるのが楽しくなります。生活がものすごく変わりますよ!」
寒くて暗い古い家から生活スタイルを一変させたリフォームですが、変わらずに残したものも。伝統の大黒柱は、もちろん今も健在です。ピカピカに磨かれて今日も高木家を支え、家族を見守っています。


寒くて暗い台所から、明るくて使い勝手の良いキッチンに大変身。みんなの傍で、会話をしながらお料理が楽しめるキッチンが家族の集まる中心となり、団らんが増えました。


高い天井と梁を生かした結果、薪ストーブを設置。古式ゆかしいあたたかみのある空間となった。

キッチンはダークチークの扉とホワイトのカウンターで、洗練された配色。年輪を刻んだ梁と、自然にマッチしている。


お世帯主様からひとこと 古い家なので補修はこれまでも何度かしてきました。でも、リフォームとして家を作り変えることは今回がはじめて。少しのつもりがどんどん話が広がって、そのたびにオノヤさんにはご迷惑をかけましたが、嫌な顔ひとつせず根気よく付き合ってくれました。残すところと変えるところの調整は難しかったのですが、バランスよく仕上がって満足しています。 やっぱりキッチンは隠れたところではなく、みんなの中心にあった方が良いと実感しました。本当に生活がガラッと変わりましたよ!
高木さんご夫妻と、オノヤリフォーム倶楽部の田中さん(左)