7年前に購入されたマンションは、街にも小学校にも近い好立地。南向きの最上階で、日当たりが良く暖かな部屋。そこにお住まいの田中さんは、アウトドアが趣味のご主人、ケーキ作りが趣味の奥様、小学生のお子様2人の、にぎやかな4人家族。「自然の木と土に囲まれた暮らしを都会のマンションでも楽しみたい」というご要望でした。小屋裏収納には、カヌーとキャンプ用具がぎっしり。休みの日はカヌーを漕いで無人島へ行ったり、夏休みには家族4人で携帯も繋がらない山奥の別荘へ出かけたり。リフォーム工事中は、「1週間連絡がとれなくなるから、後はお任せします。」と出発していきました。
田中さんご一家が、コテージでのキャンプから帰ってきてびっくり。まるでコテージのような我が家の大変身に、「わざわざキャンプに行かなくても良かったね」なんて笑ってしまったそう。ご家族を待っていたのは、マンションの一室とは思えない木の香りが心地よい家。まるで森の中のログハウスを訪れたような、無垢の木のぬくもりに包まれます。各部屋からの明かりを取り入れた、パインの壁の玄関は、裸足で駆け上がりたくなる気持ち良さ。一段一段職人さんが刻んで取り付けた木製の階段も趣き深い見所です。高い天井を生かしたロフトを上ると、そこは“男の隠れ家”。ご主人の書斎兼趣味の部屋は、常にリビングにいる家族の気配が感じられ、お子様の遊び場としても、なんだかワクワクしてしまう空間です。

「この壁さえなければ、私の人生が変わるのに！」と孤立して窮屈だったキッチンは、広くて明るいリビングダイニングと一体化。新しく付けたキッチンカウンターと丸いパーティーシンクは、子どもたちを集めて料理教室を開いたり、お友達とお菓子を持ち寄ってスイーツパーティーを開いたりと大活躍しています。調理をしながらみんなで集えるので、遊んでいた子どもたちもにおいがすると寄ってきます。壁がなくなったことで家族のコミュニケーションが広がりました。「以前は見えないことが不安でしたが、見えるようになって良いですね。ただ、子どもの様子が常に見えるようになって、勉強していないのもわかりました…。」そんな奥様のお気に入りはキッチンの色。アプリコットオレンジの扉を見るたびに、元気が出てくるそう。以前の狭いキッチンはまさしく“作業場”でしたが、今は毎日が“食べることを通して楽しめる生活”になりました。
森の心地よさはお風呂にも。クスの木で作ったオリジナルの洗面と、音楽を聴きながらリラックスできるミストサウナ付きのバスで、一日の疲れを癒します。お風呂もキッチンも、お手入れがラクなことも快適なポイントです。
リフォームを担当したのは、知人から紹介された木楽さん。選ばれたポイントは、大迫さんの人柄でした。「こんな家にしたい」という明確なイメージが、今回のリフォームの勝因です。「どんな新築のモデルルームを見ても、設備も素材も比べものになりません。我が家が一番！」と大満足の田中さん。都会での森の暮らしが、現実のものになりました。


ご主人自慢のロフトは“男の隠れ家”。リビングの様子が見えて、家族と近い距離でいられる。子どもたちにとっても恰好の遊び場となっている。