ご主人の実家を受け継ぎ、賃貸マンションから移り住むことになったO様ご家族。4歳と2歳のお子様は元気いっぱいの育ち盛りです。「以前暮らしていた住まいは、子どもの成長につれて手狭になり、たまりやすい湿気にも悩まされていました。実家は広々とした一戸建てですが、築60年という年季が入った住宅。老朽化がひどく、細かく仕切られた間取りはだれがとこにいるのかわからない状態でした」とO様は語ります。インターネットで見つけたフレッシュハウスを訪れたところ、偶然にも友人のお宅を施工していることがわかり、営業担当とも意気投合。「とても感じがよくて親切。何でも遠慮なく相談できると思ってお任せしました」と奥様は振り返ります。
　リフォームのテーマは「家族みんなが集う広々としたLDK」。南向きの二間続きの和室と広縁は来客時のおもてなしの場としてそのまま残し、北面の5つの部屋をつなげてゆとりのLDKを生み出すことにしました。面積はたっぷりあるものの、北側ゆえに採光をいかに確保するかが問題。そこでキッチンの上に2ヵ所の天窓を設け、上部から自然光を招き入れることにしました。間仕切りを取り外し、空間をひとつにつなげる過程で、構造上どうしても除けない柱があることも判明。これはキッチンを囲むアーチのようにアレンジして、アクセントに。広さ、明るさ、暖かさを兼ね備えたLDKは、まさにO様邸の生活の中心となりました。

奥様が最も重視したのがキッチンです。複数のショールームを見てまわり決めたキッチンは、「Berry」。「ショールームスタッフの方が丁寧にわかりやすく説明してくださり、洗練されたデザインやカラーにも釘付けでした。子どもがまだ幼いので、家事をしながら目配りできる対面式の『Berry』を迷わず選びました」。ナチュラルな内装に木目の扉材を合わせ、人造大理石のシンクにはさわやかなライムグリーンをセレクト。存在感のあるキッチンは、天窓から降り注ぐ自然光を浴びて、ひときわ鮮やかな色彩となります。手元が隠れるように造作したハイカウンターの前にはスツールを置き、お子様と向かい合えるようにしました。「子どもたちがここでお絵描きしたり、音読したり、おやつを食べたり。子どもたちを身近に感じることができ、また、子どもが安全に安心して暮らせる住まいになりました」と奥様はうれしそうに微笑みます。段差があった床を一定の高さにそろえて、つまずきの危険性をなくしたO様邸。日々、お子様たちがかわいらしい足取りで元気いっぱい駆け回り、ご家族そろって過ごす時間が増えたそうです。「お友達もよく遊びに来るようになりました。広い庭を活かし、夏はプールで水遊びしたいですね」と笑顔で語ってくれました。

さわやかなライムグリーンのシンクは奥様の選択
元気に家事ができるそうです