“家事と育児がしやすい家”をテーマに、マイホームをプランニング

2022/07/11

“家事と育児がしやすい家”をテーマに、マイホームをプランニング

スタイリッシュな中にもあたたかみを感じさせるM様のお宅は、完成して1年半ほど。2階リビングの先は、念願の広いテラスが隣接した心地よい空間です。3人目のお子さんを妊娠している時にマイホームの計画が持ち上がったこともあり、しばらく続く子育てを楽しめること、家族みんなが安心して過ごせることが新居のテーマとなりました。

キッチンは最も長く過ごす場所。3人の子どもがどこに居ても目視できるので安心です

1歳、5歳、7歳と、3人のお子さんがまだ幼いため、家にいる時は同じ空間で過ごします。全員が揃う夕方はとりわけ大忙し。1歳の息子さんをケアしながら夕食を作り、その傍らで小学生のお嬢さんの宿題をチェックするような毎日。

「インテリアデザイナーさんから最初に提案された間取りはL字型のリビングルームでしたが、3人の子どもたちがどこに誰が居てもわかるようにしたかったので変更してもらいました」。

最終的には、オープンキッチンからダイニング、リビング、テラスがまっすぐ繋がる間取りに決定。キッチンに立つ時間は長くなりがちですが、疎外感を感じることもないそう。

パントリーや冷蔵庫はキッチンより奥にまとめることで、リビングからはごちゃついたスペースが見えないようにも工夫しました。

また、以前はダイニングテーブルが少し離れていて配膳が大変だったため、新居ではフラットなキッチンカウンターを採用し、その並びにテーブルを配置すると決めていました。

「これが想像以上に便利でした。テーブルのすぐ隣にシンクがあるせいか、子どもたちもお皿を運びやすくなったようで。食後は自分たちで片づけてくれるんです」。

キッチンは元々アイランド型を希望していましたが、予算が合わずペニンシュラ型を採用。それでもスムーズな動線を諦められず、キッチンのタイル壁とパントリーの合間に通路を設けました。回遊性が生まれ、カレンダーや張り紙ができる壁面も得られて大満足。キッチンから洗面室へのアクセスも近く、家事動線が楽々です。

もうひとつ、M様がお子さんと過ごす日々を助けてくれるのが、キッチンの延長上に造作したスタディースペースの存在です。ここは、宿題やお絵描き、工作など、3人のお子さんがそれぞれ自由に作業できる場所。キッチンに立つM様のすぐそばなので安心感があり、会話もスムーズ。ごはん前のダイニングテーブルが工作やおもちゃで散らかる心配もなく、とても重宝しているそう。

キッチンの一番の決め手は、スタイリッシュなデザインと色でした

もともとシンプル&ナチュラルなインテリアが好きだったというM様。新居では“明るい木肌×グレー”をテーマカラーに、洗練された印象にまとめました。

いくつかあったキッチンメーカー候補の中からトクラスを選んだのも、スタイリッシュなデザインとカラーバリエーションが新居に合うと思ったからだそう。カウンターは人造大理石の「ハイグラーナブラック」をセレクトしています。

デザイン面でとりわけ気に入っているのがキッチンの背面収納で、取っ手のないすっきりしたデザインにひと目ぼれ。扉の色は「グレーストーン」をセレクト。LDKで使用する雑多な生活雑貨をすべてここに集約させています。

一方で、シックなキッチンにあたたかみを加えているのが、カップボードのコーナー。こちらのカウンターは白を選び、壁面は造作の木製吊戸棚(写真左)もプラス。日常の器はすべて引き出しにおさめていますが、お気に入りの雑貨やキッチンツールは見える場所に配置しています。さらにIH横の壁には、こだわって選んだタイルをヘリンボーン状に貼り、目を引くアクセントになりました。

キッチンのココがお気に入り

作業スペースが広いから食事の準備がスムーズ

「実はキッチン本体の長さもシンクサイズも標準より小さくしているのですが、以前の住まいに比べたら広々していてわたしには十分」とM様。カウンターの奥行きもあり、調理したものをどんどん並べられるので重宝しているそう。

家族5人分の食器はすべて引き出しに

「以前よりキッチンが広くなり、引っ越しの際に持ち物を整理したせいか、食器は引き出しの中にすべておさまりました」。これからは、新居のインテリアに合わせて、お気に入りを増やしていきたいそう。

オープンスペースにはお気に入りのキッチンアイテムを厳選

ニュアンスのあるグレーの塗り壁を背景にした食器棚エリアには、キッチンツールを配置。ほかにも、作家ものの器や北欧ブランドの雑貨などをディスプレイして、家事をしながらもほっと和めるコーナーに仕上げています。

念願のテラスを手に入れ、食べられる植物を育成中!
子どもたちと収穫を楽しんでいます

リビングと同感覚で活用している広々としたテラスでは、普段からよく食事をするほか、バーべキューやプール遊びも楽しんでいます。隣家との合間には壁を設けたので、プライベート性もしっかり確保。新居に来てからご主人が夢中になっているというガーデニングのおかげで、レモンやベリーなど、食べられる植物がどんどん増えています。

M様とご主人の思いが込められたお住まいからは、ご家族5人が日々を楽しく過ごす様子が伝わってきます。


企画・設計:旭化成ホームズ株式会社

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