こだわりのメンズライクな住まいで楽しむ、グリーンと音楽のある暮らし

2017/06/07

こだわりのメンズライクな住まいで楽しむ、グリーンと音楽のある暮らし

ポスターや観葉植物が生活空間に映え、休日には心地よい音楽に包まれるライフスタイルショップさながらのK様の住まい。インテリア好きのご夫婦と元気な男の子の、家族3人が暮らす、静かな住宅街の一軒家を訪ねました。

ショップのような洗練されたインテリア

奥様だけでなくご主人が大のインテリア好きというK様夫婦。家づくりの際はふたりで意見を出し合いました。住宅の事例だけではなく、ショップなどの特徴的な内装も参考に。無垢フローリングの床をベースに、建具の仕上げなどにもこだわり、男女問わず心地よく過ごせるシンプルでメンズライクな空間をつくり上げました。

ユニークなプリントのカーテンの向こうは、リビングから目の届く位置に設けたプレイスペース。お子さんが小さいうちはここが子ども部屋です。「はじめは扉をつけようかと考えましたが、インテリアショップで見つけたカーテンにひと目ぼれ。カーテンのサイズに合わせて額縁のような出入り口を作ってもらいました」。

窓辺はご主人が集めた多肉植物や観葉植物の鉢が彩るグリーンコーナー。「庭を芝生にしてから夫は植物の世話にハマったみたいで、毎日せっせと水やりしています」と奥様。休日は家族でグリーンショップを訪ねる機会も増えたのだとか。壁には奥様が好きな映画のポスターをディスプレイ。

リビングに造作した棚にはCDのコレクションが並んでいます。ご夫婦とも邦楽・洋楽のジャンルを問わず聴く音楽好きで、休みの日や食事どきにはBGMが欠かせません。家族で音楽フェスに出かけることも。「フジロックフェスティバルに行った際は車で7時間もかかりましたが、夏ならではの楽しい思い出になりました。今年も行く予定です」。

ダークカラーで引き締めて個性的に

リビングの後ろは、ダイニングに面したカフェのようなカウンターキッチン。壁はグレーの目地を入れたサブウェイタイルで仕上げ、食器棚として味わいのある木製キャビネットを置き、アメリカンテイストの空間にまとめました。

「キッチン選びは家づくりでいちばん悩みました。食器棚に合わせて木のキッチンにするか、色が選べる素材にするか迷って……。何度もショールームを訪ねて、見積もりも20パターンくらい頼みました。最終的に選んだのはワインレッドの扉面材のデザイン。床や立ち上げ部分のタイルの黒との落ち着いた色合わせが気に入っています」。

キッチンは引き出しの扉を赤系にした分、かわいくなりすぎないようカウンターとシンクはシンプルな白×グレーに。「カウンターとシンクがすき間なくつながっているデザインなので、すごく掃除しやすいです。収納の容量も思ったよりたくさんあって、カウンター上に物をあまり置かずにすんでいます」。

キッチンの壁にはキッズスペースが覗けるガラスの小窓を設置。「一面を壁にするよりも少し明るい雰囲気になり、家事中もなんとなく子どもの様子がわかるので安心です」。窓枠に並べた人形たちもお子さんを見守っているようです。

ダイニングからウッドデッキに出ると、ご主人が丹念に手入れする広々と気持ちのいい芝生の庭が。野外フェス用に揃えたテントやシートを出して“お家ピクニック”をしたり、夏場はプールを出して水遊びをしたり、家族憩いの場として活躍しています。

「休日はお出かけが多いですが、家で過ごす時間も大切にしたいですね」。夫婦のお気に入りが詰まったセンスあふれる住まいで、お子さんもすくすくと成長中です。

施工/house stage(愛知県名古屋市)