築３０年のＮ様のお宅は、周りを山に囲まれた自然豊かな環境。都会でのサラリーマン生活を経て１５年程前にご実家に戻られたご主人は、いつかはリフォームをしたいと思っていました。昔ながらの家は昼間でも電気を点けないと暗い上、夏は暑く、冬は厳しい冷え込みに悩まされていました。ご両親が元気なうちにとリフォームを決意し、リビングとキッチンを中心にリフォームすることに。早期退職されたご主人が今後の人生を楽しむのも目的の一つです。窓から見える大好きな風景を変わらず眺められるよう、たっぷりと光の注ぐ大きなテラスを設置しました。
明るくなったのはテラスだけではありません。南に面した和室と日当たりの悪かった台所を一つにし、家族が一緒に集まることのできる大きく明るいLDKになりました。スクエアタイプのＬ型対面キッチンは、そんな家族の中心的存在に。「おばあちゃんが、片付けがしやすくなったと喜んでいます。高齢の両親ですが、“自分たちも食事や片付けに参加している”と感じてもらえて嬉しいですね。」と奥様。帰省してくるお子様達も自然とキッチンに集まり、お手伝いをするようになったそうです。かつてのキッチンは家族に背を向けて料理をしていましたが、オープンキッチンになりコミュニケーションの場となりました。

サンプロさんを選ばれたのは、職人さんの顔が写ったユニークな折り込みチラシがきっかけでした。「両親が工事中に作業状況を聞くんです。私達が既に説明を受けたことなのに、同じ質問をしても両親にも丁寧に説明をしてくださって、心遣いが嬉しかったです。」と直感を信じて良かったと笑うご主人。三ヶ月半の工期もストレスを感じずに過ごすことができたのは、そんな一体感があったからでしょう。
サンプロさんと一緒に様々なメーカーのショールームを訪問し、ご夫婦共にヤマハのキッチンに一目ぼれ。帰宅後どうしても気になって、もう一度ショールームへ足を運ばれたそう。一目ぼれのキッチンは深い紺青が印象的な“鉄紺”。おそろいの食器棚、ハイカウンターとフロントアップウォールを組み合わせ、収納力がぐんとアップしました。農家であるＮ様の畑で獲れるたくさんの野菜も、大容量のマーブルファミリーシンクなら余裕で下処理することができます。
ご主人念願の薪ストーブも、キッチンに合わせてブルーブラックエナメル色を選びました。「家の雰囲気や私達の会話の中から好みをくみ取っていただき、こちらが気づかないような収納や照明の工夫をたくさんご提案いただきました。」
みんなで過ごせる充分な広さと、明るくあたたかみのある居心地の良さ。家族や友人が自然と集まってくるリビングになり、これからの生活がより楽しく充実したものになりそうな予感です。


左：深い紺青が印象的な“鉄紺”のキッチン。収納力がぐんとアップ。
右：リフォーム店選びの決め手となった、手作り感と信頼感が伝わる
折り込みチラシ。