トクラス リフォームクラブ

第1回 トクラスリフォーム選手権入賞作品発表

受賞作品ご紹介
最優秀賞トクラスキッチン優秀賞トクラスバスルーム&ドレッサー優秀賞敢闘賞

トクラスキッチン優秀賞

新潟県上越市I様邸

トクラスリフォームクラブ加盟店/
株式会社飯野建築事務所

リフォーム箇所/キッチン/ダイニング/リビング/洗面/トイレ
《トクラス採用商品》
システムキッチン:Berry
キッチン収納:Berry
リフォーム費用/約1,000万円(税込)
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すっかり明るく開放的になったLDK。間接照明を効果的に配置することで奥行き感のある、もてなしの空間となった。

笑顔とアートの花が咲く、ギャラリーのような家

採光・通風だけではない天窓の大きな効果

新潟県上越市、開府400年の歴史を持つ城下町高田の商店街に立つI様邸。間口が狭く、奥行が深い短冊型の敷地に軒を接して立つ町屋建築で、1階が貸店舗、2階がI様の住居スペース。2人のお子様が独立し家族構成が変わったことに加え、幼稚園の園長をされていた奥様が定年退職されたことで暮らし方が変わったことをきっかけに、「暗く使い勝手が悪い」というキッチンに対する不満解消を第一の目的としてリフォームすることに。設計は、旧知の(株)飯野建築事務所に依頼されました。 担当者は「両隣と接しているため長い奥行側に窓を設置することができず、また、細かく部屋が区切られていたこともあり、キッチンだけではなく全体的に昼間でも暗く閉鎖的な住まいでした。そこで、奥様のたってのご希望である『キッチンを中心にして明るく過ごせる家』を実現するため、キッチンを下屋部分に配置換えし、開閉式の天窓を2つ設置しました。また、LDKの間仕切り壁をできるだけ取り払い、視線や動線、光や風も良く通る、開放的で明るいワンルーム空間にしました」と、リフォームのポイントを語ります。さらにLDKは、間接照明を効果的に計画することで、奥行き感のある、もてなしの空間へと変身。伯父様でもある洋画家故T氏の絵を飾り、ご家族、ご友人がキッチンを中心に自然と集い、笑顔が生まれるような住まいとなりました。 奥様は「特に天窓の効果は大きいですね。採光に役だっていることはもちろんですが、朝から夕方までの光と影の動きとか、また季節による光の射し込む角度の変化など、自然の移ろいを感じながら料理ができるなんて素晴らしいですね」と、大喜びです。

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LDが見渡せる開放的なオープンキッチン。シンクの色は元気が出る「イエロー」。

オープンキッチンで、気持ちもオープンに

奥様のお望み通りの明るく開放的なキッチンには、「Berry」を採用していただきました。飯野建築事務所が建てたイベントスペース「ギャラリー葵・楽庵」で、はじめてトクラスのオープンキッチンと出会い、その使いやすさや楽しさを体感。高級感あるデザインや色、質感も気に入り、すっかり心惹かれたとのこと。その後、トクラスのショールームに何回も足を運ばれて、熱や衝撃に対する強さや、お手入れの簡単さなどトクラスの人造大理石ならではのメリットを知り、迷うことなくトクラスのキッチンを採用することに。シンクの色は、ショールームで「一目惚れした」というイエローに決定。奥様は「元気が出る色で気に入っています。使い勝手もいいですね。カウンターもシンクも広いので、何をするのも楽。いちいち物を出し入れする必要がありません。アイランド型なのでカウンターやシンクを両側から使え、二人で同時に作業や洗い物ができるので、孫がもう少し大きくなったら、いっしょに料理をすれば食育にもなりますね。天窓から光がたっぷり入り明るいし、オープンタイプなので調理をしながら孫が遊んでいるところが見えて安心。何より今までのように壁に向って調理することもないし、とにかくこのキッチンになってから料理を作るのが楽しくなりました。オープンキッチンは気持ちもオープンにさせるんですね」と、本当に満足されているご様子。 「思い切ってリフォームしてよかったです。とても前向きに暮らせるようになりました」という奥様の言葉が、今回のリフォームの大成功ぶりを端的に表わしています。



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ダイニング・テーブルは、洋服の仕立屋をされていたお義父様が生前使っていた作業台を再利用したもの。

Before【画像】
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キッチンには開閉できる天窓を設置。自然を感じながら料理ができると奥様も大喜び。

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トイレの壁の珪藻土塗りには奥様とお孫様が挑戦。壁面にはかわいいお孫様の手形が残っている。


お施主様からひとこと
お施主様
I様と遊びにいらしたお嬢様とお孫様
後ろは飯野建築事務所の社長
我が家は築23年、三間間口の細長い町屋建築。家族構成も変わり、私自身定年退職し家で過ごす時間が増えたので、まず窓がなく暗く閉鎖的だったキッチンを明るく開放的で使い勝手のいい空間にして、住みやすい家にリフォームしたいと思いました。プランニングしていただいた飯野建築事務所さんの若い社長さんは、東京で仕事をされてきた方だけあってアイデア豊富で、キッチンの天窓をはじめ、いろいろな提案をしていただきました。また、会長さんには壁の色とかキッチンの使い勝手に関することなど女性ならではのソフト的なアドバイスをしていただき、お陰で便利で快適になっただけではなく、精神的なゆとりも感じる住まいになりました。
担当者のコメント さまざまなI様のご要望を伺ったり、逆にこちらからの提案を聞いていただいたりと、数多くの打ち合せを通じて十分なコミュニケーションが取れたお蔭で、ご満足いただける住まいになったのだと思います。いわばお施主様と二人三脚で進めたリフォームだからこそ成功したのだと思います。「リフォーム後は、とても前向きに暮らせるようになりました」という言葉をいただき、設計者冥利に尽きます。ありがとうございました。
YUUからのメッセージ 細長い形状で隣家と密接しているという制約の中、採光や内装デザイン、間取りの工夫によって明るく広々とした住空間を実現しています。和室の地袋をイメージさせる背の低い壁面収納と間接照明は、間口の広がりを感じさせてくれるのはもちろん、和のテイストをひとさし加えることで、幅広い世代に愛される住まいに仕上がっています。新しい快適な暮らしをイメージさせてくれるプレゼンテーションを見るだけでも、わくわくした気分になります。