2世帯住宅を楽しんで快適に暮らす
事例詳細
2世帯住宅のご実家リノベーション。2階が親世帯の住居で、祖父母が暮らしていた1階をお子さまの小学校入学のタイミングで娘さんご一家が改修して入居することに。
築29年になり水回りや外装も含め老朽化が進み、この機会に安心して長く暮らせる家にしたい、新耐震基準の家でも区の耐震助成金を活用して地震に強い家にしたい、とご希望されていました。
プランニングでは、2階の親世帯はこれからの生活を考えバリアフリーや温熱環境も考慮しつつ、既存を活かした間取りと水回りの設備交換、壁塗装や天井のクロス貼り替えなどをしました。また、インナーサッシを設置して断熱性を上げ、階段室にはドアを設置。寒さ対策も兼ねて子世帯と区画しています。
1階は「子育て世代のための全面改修」になっています。キッチンは大きく移動し、オープンで動きやすい、子どもたちにも目が届くほぼ中央に配置。
水回りの動線も集約して共働きのご夫妻の家事軽減も考慮、UB横の脱衣兼洗濯室と洗面コーナーからWICに続く動線にも工夫をしました。リビング・ダイニングは明るくゆったりした空間を実現。窓際にはインナーテラスを設置し、耐震用の筋交いがアクセントになった、洗濯物干しも兼ねた楽しい空間に。
リビングの一角にはブルーの壁紙が目を引くPCコーナーも。キッズスペースは将来個室としても仕切れるよう可変性を持たせています。
家の中心となるキッチンは、掃除がしやすく使いやすいハイカウンターの”コラージア”を採用。暗くならずに開放感がでるよう工夫しました。
抜けなかった柱も飾り棚として活かし、圧迫感を感じさせない空間になっています。
キッチンを移動してできたスペースには、土間を提案し、キャンプ用品や子どもたちのおもちゃなどがたっぷり収納できるスペースを確保。
かつての勝手口が子世帯専用の出入口にも、2世帯共用の玄関は来客にも対応できるゆったりと落ち着きのある空間となりました。
区の耐震助成金を活用した耐震改修で構造を強化し、バリアフリーや温熱環境にも配慮した、安心安全に長く暮らせる建物に。
快適な暮らしでお子さんの成長がより楽しくなるような素敵なお住まいが完成しました。
こだわりポイント