築51年、安さで貸すのをやめました。
-
生まれ変わったLDKは白を基調とした空間へ
-
Bbのコンロレスキッチン 熱源は卓上IHを使用し、広い天板で作業可能
-
注文住宅のような空間
-
壁掛けテレビで快適
-
狭いながら工夫された手洗い洗面
-
賃貸らしからぬ仕様に
-
寝室壁は間接照明を
-
老朽化したキッチン
-
昔ながらのタイル風呂
-
タイル貼和式トイレは今の時代受け入れられない
-
カビだらけの室内
-
日中も薄暗い部屋
-
雨漏りの影響で壁はカビだらけで欠落もある
事例詳細
― 誰も選ばなかった5階を、選ばれる住まいへ ―
築51年、エレベーターのない5階建て賃貸マンション。長年十分な防水・外壁改修が行われず、最上階の住戸は雨漏り被害が深刻化し、長期空室のまま放置されていました。建物全体でも16戸中6戸が空室。従来は古くなった内装を最低限補修し、家賃を抑えることで入居者を募っていました。しかし、周辺に新しい賃貸住宅が増えていく中、「古いから安く貸す」という方法では将来の競争力を維持できません。そこで新オーナーと考えたのは、築年数や階段5階という弱点を価格で補うのではなく、それでもここに住みたいと思える価値をつくること。 長年選ばれなかった一室を、これから長く選ばれる住まいへ再生する計画が始まりました。
目指したのは、築51年という年齢を化粧で隠すリフォームではなく、住まいとしての性能と魅力を根本からつくり直すことでした。細かく仕切られた3DKを、若い夫婦やカップルがゆったり暮らせる1LDKへ再構成。最上階の暑さ・寒さという弱点には断熱等級6相当の断熱改修を施し、快適性という新たな価値に変えました。LDKは白と木目を基調に鮮やかなブルーの天井を組み合わせ、間接照明やレール照明、壁掛けテレビ用の配線まで計画。キッチンには耐久性と清掃性に優れた人造大理石天板を採用しました。寝室には大容量クローゼット、LDKにも収納を設け、デザインだけでなく日々の暮らしやすさも追求。水回りも全面的に刷新し、限られた面積の中で独立性と機能性を確保しました。「古い・5階・階段のみ」という変えられない条件を嘆くのではなく、その不利を上回る性能とデザインを与える。 家賃の安さで選ばれる部屋から、暮らしの質で選ばれる住まいへ。建物の築年数ではなく、これからの暮らしに価値を見いだす賃貸再生となりました。
こだわりポイント



