隠しすぎない収納リフォーム
事例詳細
既存の水廻りの劣化や、空間の使い方の変化に伴い、ご家族のライフスタイルに合わせてリフォームを行う事になりました。読書や音楽、DVD鑑賞が趣味のご家族のご希望は、大量の書籍やCD、DVD等のコレクションの収納と、キッチンやリビングまわりのたくさんの物の収納、保管についてでした。また、住宅街の為、1Fのリビングに光が入りづらく、日中も暗く感じがちでした。そこで耐震を考慮し、構造上重要な柱や壁を残しながら、使用していない部屋との間仕切り壁を一部取り払い、大きなLDKをつくることにしました。耐震強度を上げる為、耐力壁を新たに設け、壁や天井、床下の断熱性入れ、新しい断熱サッシを取り付けることで室内の断熱性能を上げ、室内環境を整えました。独立していたキッチンは対面キッチンにすることで、家事をしながらTVを観たり、家族とコミュニケーションを取ることができます。対面キッチンのダイニング側には収納が付いているタイプを選び、細かな物の行き場所を決めました。また、家電収納や食器収納だけでなく、キッチン背面にはパントリーをつくり、収納する物が見えやすく管理しやすいように扉を付けず、取り出しやすい棚をたくさんつくりました。既存の出窓を利用したTVスペースをつくり、家具の転倒に配慮しました。広いリビングの一部にご主人のワークスペースを設け、大空間の中で家族の存在を感じながらも落ち着いてワークが出来る環境を整えました。クローゼットはご主人様、奥様、お子様と分けて、通常2Fの寝室に併設するところですが、あえて浴室に近い洗面脱衣室まわりの適所へ配置しました。室内の色にもこだわり、明るい色目のフローリングに真っ白なクロスや建具が、窓からの限られた光をより明るく拡散できるようになりました。先代から受け継いだ大切な住まい。耐震補強したり、断熱性能を上げ、住設を最新の設備へ入れ替えたことで、これからもより居心地の良い住まいとして、ご家族の生活を守ってくれると思います。
こだわりポイント