以前にオープンキッチンを使いこなせなかったことから、あえて
独立型のキッチンを採用。壁付けだが窓から光が入り、とても明るい
リフォーム前のRさんのお宅は、変則的な構造になっていました。中2階にキッチン、1階にバスルームというつくり。奥様は、その両方を往き来することが多く、若いうちはそれほど苦にもなりませんでしたが、50歳を過ぎたころから「ちょっと動線がきついな」と感じていたそうです。5〜6年ぐらい前から、「カラダが言うことを聞くうちに、水まわりを1階に集めるようにリフォームをしたい」と考え、テレビのリフォーム番組などもよく見ていました。しかし、Rさんご夫婦には東京の大学に行っているふたりの娘さんがおり、彼女たちが就職をして一人前になるまでには仕送りをしなければなりませんでした。そんな娘さんたちも、下の娘さんが昨年ようやく大学を卒業。そこで、ついに念願のリフォームを実行しようということになったのでした。
1階と2階の動線を変えるということは、ほぼ全面的な改装になります。そこで新築も検討しました。しかし、築25年は経っていたものの、大工さんのつくった頑丈な家で、柱もしっかりしており、またご夫婦もその家に愛着があったことから、新築ではなくリフォームにすることにしました。
そうと決めてから、オノヤリフォーム倶楽部に相談。当初はいくつかの会社から見積りを取ることも考えましたが、地元で実績のあるオノヤリフォーム倶楽部ならば安心だということで、迷わず依頼先に決め、要望を伝えました。
奥様からのご要望は、「キッチンは、人が来たときには見てほしくないので隠れるように。そして、ふたりのときはオープンにして、料理をつくったらすぐに目の前に出せるように」という一見相反する内容。オノヤリフォーム倶楽部の物江さんは、独立していながらオープンな感じも残るというむずかしい課題を「障子戸 +カウンター」で解決する、アイデアいっぱいのプランをご提案しました。
「キッチンのカラーについては、私は汚れが目立たないように木目調などダーク系のものを使おうと思っていたんですよ。でも、物江さんに『独立した空間に置くので、ダーク系だと重くなります。白の方が明るくていいですよ』と薦められて、この色にしました。ハッキリ言って、正解でした。他の部分も、大体が物江さんの提案通りです」(奥様)。
キッチンには掃除のしやすさや、火を使わない
安全性からIHクッキングヒーターを採用
明るく心地よいバスルーム。使い勝手の良さには、ご夫婦ともに納得
キッチンとの間の障子を開ければ、連続した空間に早変わり。 リビングの畳コーナーで晩酌をされるご主人にはカウンターから「はい、どうぞ」
バスルームについては、むしろご主人のRさんの方が、その変化に感激されました。ご主人は大のお風呂好き。家に帰ってきたら、まずお風呂に入り、その後に晩酌をはじめるというのが日課になっています。そのご主人曰く「まず驚いたのがお風呂の進化ですね。ボタンひとつで設定できて、お湯が沸いて浴槽にいっぱいになったら教えてくれる。 昔のお風呂は、温度調節がうまくできなかったので、信じられないくらいでした。あとは快適性がまったく違いますね。以前の風呂は造作で、冬場は寒かったのに対して、新しい風呂は入ると前に暖房であらかじめ暖めておくことができます。それに何よりも足を伸ばしてゆったりと入れるのがいいですね。 操作がかんたんなので、休みの日には朝風呂も入るようになりました」とのこと。一方、奥様は「水位設定ができるのがとても重宝しています。以前はそんなことができなかったので、お風呂にお湯を入れておいて、キッチンで作業をしていて、気が付いたらお湯があふれていた、ということもよくありました」と、家事において楽になったことを指摘してくれました。 きれいなバスタブの色は、奥様が選んだもの。「年をとったから、華やかにしたいと思ったんです。ピンクは私のあこがれの色。とてもやさしい色でしょう?」と、その選択にご納得されているようでした。
動線がスムーズになってラクになりました。キッチンのカラーについては、私は汚れが目立たないようにダーク系のものを使おうと思っていたんですよ。でも、オノヤリフォーム倶楽部の物江さんに『独立した空間に置くので、白の方が明るくていいです』と薦められてこの色にしました。ハッキリ言って正解でした。