ブルーが映えるモノトーンハウスで、3匹の小さな愛犬と送るにぎやかな毎日

2017/07/07

ブルーが映えるモノトーンハウスで、3匹の小さな愛犬と送るにぎやかな毎日

N様の住まいがあるのは、海岸まで車で約5分の神奈川県茅ヶ崎市の住宅地。ご夫婦と3匹のチワワが仲良く暮らしています。2年前に建てた家は、間取りや内装はもちろん、窓の位置や棚の高さまで吟味したこだわりの空間。愛犬にも居心地のいい住まいで、今日も3匹が元気に駆け回ります。

テラスや吹き抜けで開放的に

2階にあるLDKは、奥さまの好きなブルーを差し色にした、モノトーンを基調としたインテリア。明るさを意識して床や壁は白をベースにしました。「もともと土地が広くないので、部屋の配置には悩みました」と奥さま。リビングの奥にはテラスがあり、大きな掃き出し窓のロールスクリーンを上げれば、室内とひとつながりの部屋のよう。

リビングからテラスに出ると、心地よい風が感じられます。「土地が狭く庭が作れなかったので、その分2階のテラスを広くして大好きなグリーンを置きました。まわりを住宅に囲まれていますが、壁を高くしたので視線を気にせずリラックスして過ごせます」。

LDKの隣室は、ご夫婦が仕事で不在の際の犬たちのお留守番部屋。落ち着いた雰囲気のリビングとは変化をつけ、壁の一面をマリンブルーの色壁に。右奥のスツールの上にあるのは見守りカメラ。スマートフォンと連携して、不在時にも様子を見たり、マイクから声を掛けたりできて安心です。

リビングの頭上は開放感たっぷりの勾配天井。東側に設けた天窓のおかげで住宅密集地ながら明るい自然光が届きます。印象的な梁は施工時にご夫婦自らペイントして仕上げたもの。「家づくりの思い出にとふたりで苦労して塗りました。よく見ると色ムラがあるんですよ(笑)」とご主人が振り返ります。

収納スペースも十分な広々キッチン

木調のダークブラウンが白黒のインテリアになじむキッチン。「私は背が低いので使い勝手を考えて吊り戸棚はつけず、オープンな対面式にしました。ダイニング側の棚には、リビングで使う細々したものをまとめてしまえるので、“隠す収納”派の我が家では重宝しています」。キッチンは床材を切り替え、水に強く掃除のしやすいタイルに。カウンター横には愛犬たちの食事コーナーも設けました。

「前の住まいのキッチンが狭く感じていたので、作業しやすいようスペースは広めにとりました」と奥さま。キッチン内部は、カウンタートップ、キャビネットの扉面材、背面のカップボードなどの収納、レンジフード、床材をすべて白で統一し、一層広々とすっきりとした印象の空間に仕上げました。

壁際のカウンターにはペットフードをスタンバイ。愛犬3匹にはそれぞれの体型や年齢に合わせた餌を用意しています。カウンターの天板はキッチン本体と同じ人造大理石製。衝撃に強く丈夫なうえ、汚れが染みにくく清潔を保ちやすいので、作業台としても便利です。

キッチンシンクの色は汚れの目立ちにくいグレーを選択。「ふだんはナイロンスポンジの堅い面で磨いて手入れしています。排水口がシンクの素材と一体で底も浅いので、シンクと一緒にさっと掃除できて楽ですね」。キッチンの奥には2畳ほどの広さで収納力のあるパントリーを設けました。

リビングのソファには、犬たちが自由に上り降りできる小さな階段が。「休日は犬たちと海岸に散歩に出かけたり、公園や広いグラウンドに行って遊ばせたりすることも。外で走るのも大好きな3匹ですが、家でも変わらず跳び回っていますね(笑)」。海からさわやかな風が届く住まいで、にぎやかな2人と3匹の暮らしは続きます。

施工/森材木店(神奈川県厚木市)